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東京駅丸の内地下で見た老夫婦。
2009 / 01 / 31 ( Sat )
東京駅西口の丸の内地区。この地上は、丸ビルとか、新しいビルが林立して眩いばかりだ。そして路上は喫煙禁止場所になっている。タバコを吸う私としては困るのである。そこで東京駅北口から丸の内地下に、結構大きな喫煙コーナーがある。ここを私はよく利用する。

私が地下通路を喫煙コーナーに向かう途中に、「東京に着いたら電話を」という声が聞こえた。振り返ると、杖を手に持つおばあさんが、少し前を歩くおじいさんに声を掛けている。おじいさんは立ち止まった。ゆっくりとしか歩けないおばあさんが、ようやくおじいさんに追いついた。そこで、私は喫煙コーナーに入ってタバコを吸う。老夫婦の姿が見える。しかし、この辺り、公衆電話は見あたらない。

ご夫婦は、通りがかった男性警備員の2人に声を掛けた。何かをたずねている様子だ。通路の遙か向こうを見ながら、警備員は何かを説明している。もちろん、ガラスで仕切られた喫煙コーナーにいる私に、声は聞こえない。そこへ、2人の女性係員が手押し車で近づいた。横を通るときに、老夫婦と警備員の様子が気になるのか、そちらを窺いながら通り過ぎる。ひとりが手押し車を離れて、その輪に加わった。

ご夫婦と話しをすると女性は、あわてて詰め所の方へ駆けていった。直ぐに戻ってくると片手に何かを持っている。携帯電話だ。女性はおばあさんと話しをしながら、携帯を操作している。連絡すべき人に電話をしているのだ。繋がって携帯はおばあさんに渡されたが、さらにおじいさんに渡った。慣れない携帯は話しにくいのだろう。私だって、初めて携帯を渡されたときは、どこで聞いて、どこからしゃべればいいんだい、と戸惑ったものだから。

おじいさんは携帯で通話相手と何かを話しして、女性に返った。おばあさんが女性に何かを語りかけている。女性は、しきりと顔の前で自分の手を振る。それがもう一度。いらない、いらない、と言うように。そうか、おばあさんは女性に通話料を支払おうとしたのだ。先ほどの警備員も散っていった。さらにもうひとり、年配の男性係員も、離れていった。そして、老夫婦は女性に伴われ、おばあさんの歩みに合わせてゆっくりゆっくり通路を進み始めた。3人の姿は、やがて人混みに紛れて見えなくなった。ふ~、よかったね。声は聞こえなかったが、そこには優しい空気が漂っていた。お気をつけて。
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