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陸の悲しい声。
2014 / 03 / 03 ( Mon )
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先週のことです。それまでは夜の就寝時になると、まず妻が2階に上がって、それを追っかけるように猫の殿がトントントンと駆け上り、やがて陸がドタドタと階段を踏みならして上っていた。そして、殿は妻の枕元で、陸はベッド下の足元で寝るのが恒例だった。2年前までは陸もベッドに駆け上ったのだが、寄る年波か、脚が弱りベッドには上れなくなってしまった。で、この2年ほどは、ただ足元で寝るようになっていた。ところが、その先週。夜の散歩から帰ったとき。これも歳のせいでうんちやしっこが近くなるのか、夜の12時前後に出たがることが多くなった。いつも散歩から帰ると水を飲み、ちゃっちゃっと2階に上るはずが、前脚を2段ほど脚をかけるが、上るのを止めてしまう。また、思い直して上ろうとするが、脚をかけ上を伺うだけで躊躇して、結局は諦めてしまった。そのドタドタを聞きつけて妻が目を覚まし、上から「陸、おいで〜」と呼びかけたんだけど、陸は階段の下でバタバタするばかり。今度は、私も階段の上に立ち、陸に呼びかける。すると、陸は上ろうまた階段に脚をかけるだけで、上れずに「キュンキュン」と悲しい声を出して、せっかく階段に掛けた脚を下の廊下に降ろしてしまう。「おいで〜」と呼びかけても、悲しい声をあげるばかり。呼びかけるほど、陸は悲しそうな声を出す。そんなんで、私たちは陸を2階に上らせることを諦めた。私が階下に降りると、陸は下の部屋の隅で、悲しそうに蹲っていた。私が横に座ると、いつもはフンと顔をそらすのだが、この時はただただ私にさすられるままにじっとしていた。上れないことが、よほど悲しかったんだろうな。陸も15歳だし、以前はできたことは次々とできなくなってくる年齢だ。陸に悲しい思いや、嫌な思いをさせないように、見守らなくては。
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