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1月22日 大分と別府をぶらり。
2007 / 01 / 28 ( Sun )
大分別府

宿を出て、通りへ。天気はまずまず。トキハ百貨店に入ってみる。歩き始めると、トイレに行きたくなるのが私の常。2フロアにわたる婦人服売場を見て、妻は言う。ヤングと書いてあるけど、若い人の服は少ないみたい。なるほど。つまり別府には、若い人が少ないということなのか。温泉地巡りというのも性に会わないので、メイン都市の大分に向かうことにする。

駅を降りて、アーケードのある商店街を歩く。平日とはいえ静かな人通りに妻は拍子抜けした様子。一角の八百屋にさしかかると、妻の目が輝きだした。ホワイトアスパラなんて、めったに売っていないのよ。ここの野菜は、産地表示がある。大分の大根、水菜、ほうれん草、きゅうり、トマト、なす。生しいたけやカボスは大分の本場だ。

妻は安いとは言わなかったが、みずみずしい新鮮な地場野菜がふんだんに並んでいる。宿の料理も、もっと地場のものを使えばよかったのに、と思った。何でもない野菜からも、その土地の臭いがして、土地の顔が見えるものだから。

県庁向かいの城壁、滝廉太郎の銅像などを巡って、大分駅へと引き返す。大分駅の東側のガランとした様子に、妻は、どうするんでしょうね、こんな広い土地、とつぶやいた。広大な駐車場。線路の南側にも、空き地が拡がっている。来年に国体が開催されるが、ほんとうにどうするつもりだい。未来が見えないよ。

普通列車で別府に戻る。まだ、午後2時前。妻の健康を考えて、山の方に歩くことにする。本当は、もちょっとだけ痩せてねと。この頃になるとにわかに空が曇り、山の方にも雲が立ちこめてきた。降ることはないだろうと歩き出す。天気予報は晴れだったのにね。どんどん坂を上ると公園に出た。名前は、そのままの別府公園。もうひと工夫ほしいような。私はその先にそびえるタワーが気になっていたので、そちらに行こうとする。妻は、まさかあそこまで行くんじゃないでしょね。妻の息が上がっている。公園で歩くペースを少し緩めた。

公園の西側に近代的な建物が見えた。ビーコンプラザと言うらしい。人気がなく、冷徹な輝きを放っている。確かに見事な建物だけど、なにか違和感。自治体は大きな箱ものを作りたがるけど、本当に地域の人々の暮らしの中に役立っているのだろうか。そしてランドマークと言うべきタワーの下に到着した。ここで、妻は座りたいと言った。ちょっと歩かせすぎたか。私は、タワーを、グローバルタワーと言うらしいけど、下から見上げる。確かに昇れば、別府湾を一望に望めるかもしれない。でも、それだけ。

さて、あとは下るだけ。ちょっと横を見ると、レトロな赤煉瓦の建物があった。へえー、いいじゃん。この建物の方が、よほど温かみがある。道路側の門には、京都大学理学部地熱研究所とあった。なるほど、だから温かみがあるのだ。ずーっと、下り坂をひたすら歩く。体育館、市役所を過ぎて、なおも歩く。一本のよぎる道路を見渡すと、遙か先に日豊本線のガードが見えた。今度は、そちらへ歩く。

4、5人の小学生がわいわい喋りながら歩いている。近所のおばあさんが通りがかり、なにやら会話。ほれ、みかん、あげよ。と。ほほえましい。こんな光景、東京じゃないもの。ご近所みんな知り合い。会話がある。ここなら小学生だって、安心して通学できますね。

日豊本線のガードをくぐり、海の方に向かうと、街並みが少し変わった。古めかしい、なにか懐かしいような、ホッと安らぐような。魚屋さんの店先でヒレを干している。貸店舗、売り物件なども目に付くけど。古い瓦屋根二階建ての旅館、というのもある。のぞき込むと猫が何匹もいた。妻は声を掛けたが、愛想のない様子。そんな旅館が道の両側に何軒もある。営業しているのだろうか。でも、そんな風情の残ってくれたことに感謝したい。

さらに歩くと、妻が、ここ、リフォームのお店が多いね、と言う。木枠のガラス窓の向こうでミシンを走らせるおばさんがいる。その反対側にも、そんな店が。ものを大事にすることって、いいことだよね、などと。

宿の通りの向こうに岸壁が見える。ちょっと海を見たくなった。旅館街の裏をぬけると、岸壁の手前でなにか作業をしている。旅館から、厨房機器やら、部屋の金庫やらを運び出しているのだ。改装か、それとも廃業か。そういえば、この近隣にも、歯の抜けたような駐車場が点在する。私たちは、海が望める岸壁に出た。海鳥が、直ぐそばの堤防で群をなして休んでいる。天気は悪いが、海はおだやか。海はいいね、とうなずきあった。
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